その黒は、本当に黒ですか?
あなたが愛用のスニーカーに、黒だと思って通しているシューレースは、本当に黒ですか?
よく見てみてください。
それは、グレーっぽくないですか?
靴の革やテキスタイルの黒に負けていないですか?
隣に立った人のシューレースの方が黒くないですか?
私たちがしばしば黒と考えるものが、よく見るとグレーシェードを持っているかもしれないというのは、よくあることです。
自分では、黒だと思っていても、他人から見たら、グレーに見えているかもしません。
せっかくのお気に入りの漆黒ブラックスニーカーが台無しになっていませんか?
もし、本物の黒を身に着けることができるとしたら?
しかも通常の黒いシューレースを使うよりも鮮明で深みのある黒が得られるとしたら?
隣に立った人が恥ずかしくなるほどに、黒いシューレースで勝った!と思えるとしたら?
何千人ものスニーカー好きにとってそれは普通のことになっています。
彼らはもう普通の黒いシューレースは使っていませんし、もはや色褪せや汚れの心配からも解放されています。
これからご紹介する「黒染めシューレース」を締めて、歩いて、楽しむだけ!
必死に黒く見せようとすることなく時間や労力を節約できて、しかも今まで以上に鮮やかな黒を体験できます!
この靴紐の色は、ただの黒ではなく、一般的に流通している標準的な黒の靴紐と比較すると、さらに濃い黒と言えます。この深い黒色の靴ひもは、どんな靴にも完璧にマッチし、全体的な外観を向上させます。
色落ちや汚れに対する耐久性を表す「堅牢度」についても、堅牢性を考慮した染色技術を採用しています。このような細心の注意を払ったプロセスの結果、他の製品に比べて色褪せが少ないと評価されています。
軽く撥水処理されており、これにより、表面の汚れの蓄積が大幅に減少します。さらに、製品が汚れても、元の輝きを失うことなく簡単に取り除くことができます。また、撥水機能は耐久性があり、洗濯機で何度も洗っても劣化せずに済みます。
京都に都が制定され約1200年が過ぎました。
永年の王宮の地は、四季折々の美しい自然の変化がありました。
周囲の山々の頂きには、春夏秋冬各々の演出が醸し出され、地から湧き出る清い水は、
南北に流れる何本もの美しい清流となり、緑多い自然環境が、色彩感覚の豊富な人々を送りだしてきました。
そして、染色に欠かすことのできない京都の水が染色に適合して伝統ある京染めを生みだしたのです。
黒紋付染は、17世紀初頭に確立されたといわれています。
江戸時代、武士の間で、びんろうじという植物染料による黒紋付が愛用されました。
染料に含まれるタンニンが刀を通さないほど絹地を強くし、護身用として使われたのです。
現代、紋付羽織袴や女性の喪服などが国民の礼服となり需要は高まりました。
京都の黒紋付染は、明治以降ヨーロッパの染色技術や化学染料の導入によって磨かれ、
藍下(あいした)、紅下(べにした)や三度黒(さんどぐろ)などの技法が確立されました。
深みのある黒色が特色です。
日本の正装の黒紋付きと、洋服を黒染めしている工房です。
今回靴ひもを染めさせて頂きました。
私で五代目になるのですが、明治3年創業、
二代目さんになると国鉄の制服が紺であったように紺色が流行って
三代目さんになりましたら、
四代目さんになりますと黒の喪服専門になります。
ある日、
「黒染め屋言うてるのにそこまで黒くない」
そう思った四代目が「黒より黒い色」
一気に評判になりどうすればあそこまで黒くできるのだろうと他の
五代目の私は家を継ぐ。
生地の染から柄のおこしかた、プリントの色の出し方手法、
「癌、余命2年」
と宣告されました。
そういわれても、家を継ぐなんてまだ考えてもいません。
着物の染料は上から継ぎ足してコクを出し黒くなっていくのですが
「何してるん?」
「わし、癌やから死ぬし仕事終わらさなあかんやろ。」
「え!流したらあかんのちゃうの?」
「ええねん。跡継ぎもいてないし・・・。ご先祖様すみません。
「ええ?あかんやん」
「ええねん、ご先祖様すみません・・・・。」
そう言って拝みながら大切な染料を捨てていました。
何回か「あかんやん」「ええねん」というやりとりがあったのち
「あかんやん」
そう言いながら無意識に私の身体が流れる染料の栓をとめていまし
「なんでやねん。いらん事すんな」
「やるわぁ。」
「なにをやねん」
「染めるわぁ」
「誰が?」
「ハイ!」
手を上げていました。
そこから、四代目は入院をし私が工場に立つようになりました。
私が好きなのは洋服、
HPをリニューアルし大きなことはできないので個人のお客様の染
そんな誰もやっていない洋服を染めかえる特殊な仕事。
色々なアパレルさんともコラボするようになり今回靴ひものお話を
黒でも元の色の影響もあり一定の黒ではなく300種類ほどあると
どの様な靴ひもが来るのだろうと楽しみにしていました。
お好みでお選びいただけるように2種類ご用意いたしました。
おしゃれは足元からというように靴紐だから「こだわりたい」
個性を引き立たせたいという思いが一致してご一緒させていただく
ありがとう。
京都の黒染屋 柊屋新七 五代目
馬場 麻紀
極黒染めの2回染めは四代目が「黒より黒い色」
白色を染めておりますので白くなるための工夫
価格は、130cmの場合の参考価格です。
商品名 | 黒染 | 自然黒染 | 604-L | 特別価格 |
---|---|---|---|---|
合計 | 4,290円 | 3,190円 | 1,815円 | 3,980円 |
本体 | 3,300円 | 2,200円 | 990円 | |
長さOP | 660円 | 660円 | 495円 | |
紐先OP | 330円 | 330円 | 330円 |
黒染めシューレースがいかに黒いかを、ぜひ確かめて欲しいということと、
どれほど黒いかを比較しやすいようにと、3足セットでご提供することにしました。
オーダーメイドで使用している革は、ヨーロッパの有名タンナーの革を使用しています。
今回の革は、イタリア・バダラッシー社のタンニン鞣しの革です。
タンニン鞣しの革は、科学薬品で鞣されるクロム鞣しとは異なり、天然の植物タンニンで鞣された環境にやさしい革です。
タンニン鞣しの革は、科学薬品で鞣されるクロム鞣しとは異なり、天然の植物タンニンで鞣された環境にやさしい革です。